【歯科医師がわかりやすく解説 !】ウォーターピック(ウォーターフロス)のメリットとデメリットとは?
ウォーターピック(ウォーターフロス)のメリットとデメリット
◆ウォーターピックとは?
ウォーターピックは、歯ブラシだけでは取り切れない汚れを落とすことができる口腔洗浄器です。
汚れがたまりやすい歯間を掃除するフロスと、歯と歯ぐきの間にある三角形のすき間を掃除する歯間ブラシの特徴をあわせ持っています。
さらに、1台2役をこなすだけではなく、歯周ポケットの汚れも除去することが可能です。
高圧で噴射する水で汚れを落とすため、口腔内を傷つける心配もありません。
次世代のデンタルフロスとして、徐々に一般家庭にも浸透してきているマウスケア用品です。
◆ウォーターピックのメリットとは?
ウォーターピックのメリットは、なんといっても歯垢の除去力が高いことです。
歯間ブラシとフロスの効果をあわせ持ち、歯間や歯周ポケットの奥につまった歯垢を取り除くことができます。
ウォーターピックの噴射をあてたところの歯垢除去率は、最大で99.9パーセントといわれており、歯垢が歯石になることも防ぐことが可能です。
また、歯間ブラシやフロスと比較すると、ウォーターピックのほうが歯や歯ぐきに優しいというデータがあります。
インプラントや歯列矯正器具を使用している場合でも、傷めることなく水の力だけで歯垢を除去できるため、プラークコントロールに効果的です。
◆ウォーターピックのデメリットとは?
良い面がある一方で、悪い面も存在します。
具体的にどのようなことがあるのか見ていきましょう。
一つ目は、痛みが出る場合があることです。
汚れはきれいに落とすことができますが、水圧により歯ぐきに痛みが生じるケースもあります。
そのような場合は、水圧を弱めると良いでしょう。
二つ目は、水が飛び散ることです。
慣れないうちは、水が思いもよらない方向に飛んでいく可能性があります。
しかし、慣れてくればそのような問題は解決されるはずです。
三つ目は、メンテナンスに手間がかかることです。
タンク内の水をすてて水滴を拭き取るなど、清潔さを維持するためにメンテナンスが必要な製品があります。
ウォーターピックを購入する際は、メンテナンスのしやすさも考慮しながら選ぶのが良いでしょう。
四つ目は、かさばることです。
歯ブラシよりも大きいため、保管場所が必要になります。
携帯用や小型の製品もあるため、自分の利用環境を考えて購入しましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
ウォーターピックにはデメリットがありますが、使い慣れていくうちに改善できることもあります。
歯垢を除去するためにも、積極的にセルフケアに取り入れましょう。
歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へご相談ください。