【歯科医師がわかりやすく解説 !】舌のお手入れ方法と注意点とは?
舌のお手入れ方法と注意点とは?
◆舌のお手入れはなぜ必要?
"「毎日歯みがきはするけれど、舌のお手入れはしていない」という方もいるのではないでしょうか。
舌のお手入れはどうしても忘れがちですが、歯と同様、お手入れが必要です。
では、なぜお手入れしなければならないのでしょうか?
◆それは、口臭の原因になるからです。
舌には「舌苔」と呼ばれる、古くなった口腔内の粘膜や食べカス、細菌などが付着しています。
舌の表面はよく見るとひだ状になっており、その間に挟まっているのです。
特に唾液が少ないと口が乾燥し、汚れもこびりつきます。
毎日歯を磨いて清潔にしても、舌が汚れていては元も子もありません。
清潔な口内環境を保つためにも、舌のお手入れを行いましょう。
◆舌苔を取り除く方法とは?
舌苔を取り除くには、舌ブラシを使用します。
舌ブラシを水に濡らして柔らかくするか、舌専用のジェルを使用すると舌を傷つけずに舌苔を除去できます。
力を入れずに舌ブラシをあて、奥から手前へ動かしましょう。
舌ブラシは大きく分けて2つのタイプがあります。
一つ目は、ブラシタイプです。
歯ブラシのようにブラシが舌にフィットする形でついています。
舌表面のひだの奥深くに入り込んだ汚れもかき出すことができます。
二つ目は、ヘラタイプです。
ブラシタイプのように奥深くの汚れを取り除くことはできませんが、ヘラで舌表面の汚れをこそぎ落とします。
舌を傷つける心配のない舌ブラシです。
◆舌のお手入れをする時の注意点とは?
舌のお手入れに関し、いくつかの注意点を紹介します。
一つ目は、前述にもありましたが、舌ブラシを奥から手前に動かすことです。
逆方向に動かすと舌を傷つける恐れがあります。
二つ目は、回数を1日1回までにすることです。
回数が多いと舌を傷つけてしまうため、回数を守りましょう。
舌のお手入れをするタイミングは朝がおすすめです。
就寝中は唾液が少なくなり自浄作用が落ちるため、朝は舌苔の付着量が多くなります。
三つ目は、歯ブラシで舌のお手入れをしないことです。
歯みがきをしたついでに舌をきれいにしたいところですが、歯ブラシは舌を傷つけます。
必ず歯ブラシから舌ブラシへ持ち替えて、お手入れしましょう。
四つ目は、舌を大きく前に出すことです。
舌を口内にとどめたまま行うと、「オエッ」という嘔吐反射が起きてしまいます。
五つ目は、長時間行わないことです。
舌苔の付着量が多いと一度で取り切れないこともあります。
一気に落とすのではなく、毎日地道に少しずつ落としていきましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
舌のお手入れを怠ると口臭の原因になります。
舌ブラシを使用して、舌苔を取り除きましょう。
東京都板橋区の東武練馬周辺で舌のお手入れについてお悩みがあれば、村上歯科医院へご相談ください。