【歯科医師がわかりやすく解説 !】歯科医院で教わるプロフェッショナルなブラッシング方法とは?
歯科医院で教わるプロフェッショナルなブラッシング方法とは?
◆以前ご紹介したのは基本的なブラッシング方法
自分ではしっかり磨いているつもりでも、定期検診などで「歯垢が残っていますね」と指摘されたことはありませんか?
歯みがきは回数が重要ではありません。
大切なのはブラッシングと歯垢がたまりやすい場所の把握です。
ブラッシングの方法には、バス法、ローリング法、スクラビング法、フォーンズ法などがあります。
これらを駆使すれば、ある程度の歯垢を落とすことができるでしょう。
しかし、これだけでは磨いたつもりになってしまいます。
ここでは、磨いたつもりで終わらないためのプロフェッショナルなブラッシング方法を紹介します。
◆磨けていると勘違いしているかも?
歯の表面は、頬の内側や唇、舌に触れることが多い部分です。
そのため、歯みがきをしなくても自動的に汚れが落とされ、歯の表面が虫歯になることはありません。
では、虫歯はどこにできやすいのでしょうか?
それは、「歯と歯茎の境目」「歯と歯の間」「歯の溝」の3つです。
この3つを重点的に磨くことで、しっかり歯垢を落とし虫歯を防ぐことができます。
歯と歯茎の境目には歯周ポケットがあります。
歯垢がたまりやすく、歯周病菌が繁殖しやすい場所です。
そのため、この部分を磨くときはバス法やローリング法を用います。
歯ブラシを45度の角度であて、小刻みに動かしたり回転させたりすることで歯垢を除去することが可能です。
歯と歯の間は、歯間ブラシを使用しましょう。
歯ブラシで取り除けない歯垢を落とすことができます。
歯の溝は、溝に歯ブラシの毛先をあて、汚れをかき出すように動かします。
これらに気を付けながらブラッシングをすると、1回5分程度はかかるでしょう。
基本的なブラッシング法と磨くべきポイントを把握し、歯の形状に合わせて正しいブラッシング法を選択することが、プロフェッショナルなブラッシング方法です。
◆お口の状況は人によって違う
歯の形状を見極め、そこに適したブラッシング法で歯みがきすることが大切だとわかりました。
しかし、口の状況は人によって異なります。
人それぞれ歯垢がたまりやすい場所が違ったり、みがき方のクセがあったりと、自分では気づかない部分があることも事実です。
そのため、自分に合ったみがき方やみがき残しが多いポイント、注意点などを、歯科医院に相談してみるのが良いでしょう。
また、プロフェッショナルなブラッシング方法を実践したとしても、セルフケアでは限界があります。
定期的に歯科医院で見てもらうことが大切です。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
基本的なブラッシング方法と磨くべき場所を把握して、日々のブラッシングを行いましょう。
東京都板橋区の東武練馬周辺で歯科治療についてお悩みがあれば、村上歯科医院へご相談ください。