【歯科医師がわかりやすく解説 !】歯周病治療後のプラークコントロールとは?
◆歯周病の治療、しっかり行いたいことはプラークコントロール
歯周病を治療するうえで、特に意識しておきたいのは「プラークコントロール」です。
「プラーク」とは歯垢のことで、これが歯に付着した状態では歯周病の治療がスムーズに進みません。
また、一度歯周病を治療した後でも、日々のセルフケアを怠ると再びプラークが付着し、いずれまた歯周病が再発するリスクが高くなってしまいます。
つまり、プラークコントロールは歯周病を治療するための基本的なケアであると同時に、治療後に歯周病の再発を防ぐためのメンテナンスを兼ねているのです。
ここでは正しいプラークコントロールの方法について解説しているので、口腔内の健康を維持するためにもぜひ参考にしてみてください。
◆プラークコントロールとはどういうもの?
歯周病の原因となるプラークは、適切なプラークコントロールをすることで除去、予防できます。
それでは、プラークコントロールとはいったいどのようなものでしょうか。
プラークコントロールは主に2種類に分けられます。
1つ目は歯科医院の定期健診などでプラークを発見し、歯医者さんが専用の器具を用いてプラークを除去することです。
ご自宅でのデンタルケアではプラークの除去は難しいため、どれだけしっかり磨いていると思っていても定期的に歯医者さんに見てもらうようにしましょう。
2つ目は、毎日の歯みがきなどによって、綺麗になった口の中に再びプラークが発生しないよう、口腔内の状態を正常に保つことです。
この2つを行うことで、適切なプラークコントロールをすることができます。
◆プラークコントロールの種類
プラークコントロールを適切に行うには、歯科医院での治療のほか、患者さん自身が行うセルフケアも重要です。
ここではプラークコントロールの方法について解説します。
・歯ブラシによるセルフケア
プラークコントロールの基本は、毎日の歯みがきです。
歯みがきをする際は力を入れすぎず、歯と歯茎の隙間の汚れを取り除くようにブラッシングしましょう。
・デンタルフロス、歯間ブラシによるセルフケア
デンタルフロスは、糸を歯と歯の間に通すことで歯垢を絡めとります。
歯間ブラシは、歯と歯茎の間の三角形の隙間の汚れを取る際に使用しますが、サイズが合わないものを無理に使うのは厳禁です。
・デンタルリンスによるセルフケア
歯みがきの後にデンタルリンスでうがいをすることで、口の中の細菌の数を減らすことができます。
・歯科医院で定期健診を受ける
歯科医院では専用の機会を使って歯をクリーニングし、フッ素の塗布などによってプラークの付着を予防できます。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
東京都板橋区や東武練馬で、歯周病や虫歯についてお悩みのある方は村上歯科医院へお越しください。
村上歯科医院では歯の治療のほか、歯周病や虫歯のリスクを防ぐプラークコントロールについても正しい指導を行っています。