◆虫歯治療は痛いの？虫歯治療で痛みを感じるのはなぜ？

待合室で待っている時に、「キーン」という機械の音や子どもの泣き声が聞こえてくると、大人でも少し不安を抱くことがあるでしょう。

「歯科医院＝痛い」というイメージを持っている方も多いはずです。

そもそも虫歯治療は本当に痛いのでしょうか？

残念ながら虫歯治療で痛みを感じることは少なからずあるようです。

その原因として、歯の神経を刺激しているということが考えられます。

逆に言えば、歯の神経さえ刺激しなければ痛くないのです。

歯は、「エナメル質」「象牙質」「歯髄」という組織で構成されています。

エナメル質は、歯の一番外側の硬い表面組織で神経が通っていません。

そのため、エナメル質を削る分には痛みを感じることはないのです。

一方、エナメル質の下にあるやわらかい組織である象牙質には神経が通っています。

そのため、象牙質まで進行している虫歯治療になると痛みを感じることがあるでしょう。

◆虫歯治療で痛みが発生する具体的な場面とその対処法

象牙質まで達している虫歯治療は痛みを感じることがわかりました。

それは歯科医師もわかっているため、治療の際は麻酔を使用してくれるはずです。

通常は歯ぐきに麻酔を打つと痛みを感じなくなります。

しかし、稀に麻酔を打っても痛む場合があるようです。

その際は、無理に我慢をせず手をあげて歯科医師に申し出ましょう。

状況にもよりますが、追加で麻酔を打ってくれるなどの対処をしてくれます。

また、虫歯が歯の神経が集中している歯髄にまで達し炎症を起こしている場合は、麻酔が効かないことがあります。

そのような時は、抗生物質で炎症を抑え、痛みが静まってきたら改めて虫歯治療を行うことになるでしょう。

◆まとめ

虫歯治療で痛みが発生するのは、虫歯がエナメル質を通り越して象牙質や歯髄まで達している場合です。

その治療の際に、歯の神経を刺激してしまうため痛むことがあります。

しかし、その痛みも麻酔を打てば感じません。

麻酔が効かないほど虫歯の進行が進んでいる時も、まずは飲み薬などで対処します。

このように近年の虫歯治療は、痛みを伴う場面でも麻酔や飲み薬などによって痛みを感じにくくなっています。

そもそも虫歯ができたとしても、早い段階で治療を行えば麻酔を使わなくても痛みは感じないはずです。

虫歯ができても放置しないことが、虫歯治療で痛みを感じないようにする一番の方法でしょう。

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虫歯の早期発見のためにも定期的な歯科検診がおすすめです。

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