【歯科医師がわかりやすく解説!】前歯の差し歯は保険診療でどこまで治療できるか?
◆【前歯の治療】保険診療・自由診療の場合のそれぞれの費用相場
前歯の差し歯の費用相場は以下の通りです。
・保険適用の場合:約3千円~1万円
・保険適用外の場合:約8万円~20万円
治療に用いる素材の種類や医療機関によって費用は変わります。
さらに「保険適用」か「保険適用外」によっても費用や治療内容が変わるため、それぞれの特徴や値段を詳しく解説していきます。
◆レジン(歯科用プラスチック)を診療に用いた場合
内側の金属の表面をレジン(歯科用プラスチック)でコーティングした差し歯です。
自然の歯に近い見た目で、治療箇所が目立ちにくいため前歯の差し歯として利用されます。
強度は高いのですが、長期間使用することで変形や黄ばみなどの変色が発生することがあり、耐久年数は約7年とされています。
また、劣化によってレジンが透けることによって中の銀色の金属が見えてしまうことも。
金属が使用されているので、金属アレルギーが発生するリスクもあります。
費用相場は、保険適用で約3千円~1万円です。
◆CAD/CAM冠(キャドキャムカン)を診療に用いた場合
ハイブリッドレジンブロック(セラミックとプラスチックを混ぜた素材)を使用した差し歯です。
天然歯に近い見た目で、適度な強度があります。
ハイブリッドレジンブロックは金属ではないため、金属アレルギーの心配がありません。
そのため、金属アレルギーの方や健康面で心配な方などに多く選択されています。
一方で、金属タイプと比べると外れやすい場合がある、というデメリットには注意が必要です。
耐久年数は約7年程度と言われています。
費用相場は、保険適用で約4千円~8千円です。
◆前歯の差し歯で後悔しないためには?
保険適用と保険適用外の素材、治療法の違いや、それぞれの強度(固い物を噛んだ際に変形の恐れがないか等)、見た目が天然歯に近い白さかどうか、時間の経過で変色が起こらないか、耐久年数など、複数の要素をきちんと把握して、歯科医師と意思疎通した上で治療を行いましょう。
自分の要望をきちんと医師に伝え、使用する素材・治療法と、治療費用のバランスをとるのが大切です。
前歯の差し歯は、保険診療で作製する物でも7年ほど使用できるとされています。
前歯は特に目立つ箇所であり、一度作ると付き合いが長くなるので、納得のいく治療を選択しましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
前歯は歯の中でも目立つ部位ですので、治療で使用する素材はなるべく見た目が良く長期的に使える物を選びたいですね。
ご自身が納得できる範囲で、後悔のない素材や治療を選択しましょう。
東京都板橋区や東武練馬で歯医者をお探しの方は、ぜひ村上歯科医院へご相談ください。