【歯科医師がわかりやすく解説 !】歯周病予防のためのブラッシング方法とポイント
歯周病予防のためのブラッシング方法とポイント
◆ブラッシングはタイミングと磨き方が大切
歯周病予防には、プラークコントロールが必要です。
プラークコントロールとは、歯周病の原因菌を除去して清潔な口内環境を維持することをいいます。
では、どうすればプラークコントロールできるのでしょうか。
プラークコントロールでは、ブラッシングのタイミングと磨き方が重要なポイントです。
以下で詳しく説明します。
まずは、回数についてです。
ブラッシングは単純に回数が多ければ良いというわけではありません。
大切なのは歯垢を落としきることです。
そのため、何度磨いたとしても歯垢が残っている場合は意味がないのです。
1日1回でも良いので、1本1本丁寧に磨きましょう。
次は、タイミングについてです。
歯周病菌は歯に付着した食べカスをエサにしているため、食後のブラッシングが効果的です。
ただし、食後のすぐあとは口内が酸性に傾いているため、ブラッシングをすると歯が削れやすくなっています。
歯を守るためにも、食事をしてから30分~1時間後にブラッシングをするのが良いでしょう。
また、寝ているときは唾液が少なくなり歯周病菌が活発に繁殖します。
就寝前にブラッシングをして、できる限り歯垢を落としましょう。
◆歯周病予防に効果的な正しい4つのブラッシング方法
丁寧にブラッシングをするといっても、とりあえずたくさん磨くだけでは効果がありません。
歯の場所や形に合わせたブラッシング方法が大切です。
以下で正しい4つのブラッシング方法を紹介します。
一つ目は、バス法です。
歯と歯ぐきの境目に、歯ブラシを45度の角度で当てます。
左右に小刻みに動かすことで歯垢を落とせるほか、マッサージ効果も期待できます。
二つ目は、ローリング法です。
はじめに歯ブラシの側面で歯ぐきが白くなるくらい圧迫し、持ち手を軸にして毛先が歯の表面をブラッシングするように回転させます。
歯垢の除去とマッサージ効果があります。
三つ目は、スクラビング法です。
歯の表面に毛先を90度の角度で当てます。
そのまま左右に小刻みに動かすことで、奥歯などの歯垢を除去できます。
四つ目は、フォーンズ法です。
スクラビング法と同じように、90度の角度で歯の表面に歯ブラシを当てます。
そのまま小さな円を連続で描くように、くるくると動かしながら横に移動させます。
歯を噛み合わせたまま行うことで、上下の歯を一緒に1本ずつ磨くことが可能です。
幼児や高齢者に向いているブラッシング法です。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
歯周病は正しいブラッシング方法で予防できます。
東京都板橋区の東武練馬周辺でブラッシングについてお悩みがあれば、村上歯科医院へご相談ください。