【歯科医師がわかりやすく解説 !】歯石・歯垢の蓄積がもたらす口臭を改善しよう
◆歯石と慢性的な口臭の関連性とは?
「毎日きちんと歯磨きしているのに口臭が気になる」という方は少なくありません。
実は、慢性的な口臭の原因の一つとなっているのが歯石です。
歯石が付いている場所はザラザラとしており、歯垢が付着しやすくなっています。
歯石は発酵することで腐った玉ねぎや卵のような嫌な臭いを発生させるため、口臭の原因となるのです。
さらに、歯石の付着によって歯周病を引き起こしてしまった場合、歯茎から血や膿が出てしまい口臭はさらに強くなります。
毎日歯を磨いていても、磨き残しなどによって歯石は徐々に蓄積されていくため、自分で綺麗に落とすことはできません。
慢性的な口臭が気になる方は、一度歯科医院で歯石除去を行ってもらうのがおすすめです。
◆歯石を歯科医院で除去しよう
口臭の原因にもなる歯石を綺麗に落としたいなら、歯科医院を訪れましょう。
歯石は口臭だけではなく虫歯や歯周病の原因にもなってしまうため、定期的に除去してもらうのがおすすめです。
歯石除去には、以下のような方法があります。
・スケーリング
超音波の振動によって歯石を砕く器具や、先の尖ったスケーラーと呼ばれる道具を使って歯石を落としていきます。
歯石はとても硬く自分で取ることが難しいため、これらの器具を使って削っていくのが効果的です。
・SRP
歯根表面をなめらかにする「ルートプレーニング」という処置を行い、歯周ポケットの奥の歯石まで綺麗に落とします。
ルートプレーニングは基本的にスケーリング後に行われており、合わせてSRPと呼びます。
・フラップ手術
歯周ポケットの奥深くにある歯石を落とす場合、「フラップ手術」と呼ばれる歯肉の切開を行うことがあります。"
歯周病の治療をすると口臭も軽減される
"たまった歯石を放っておくと、歯周病を引き起こしてしまいます。
歯周病が原因でさらに歯石がたまってしまうケースもあり、そうなると歯周病がどんどん進行して強い口臭が発生します。
この悪循環を断つためにも、歯石除去がいかに大切かおわかりいただけたのではないでしょうか。
口臭の強さは歯周病の度合いによって左右されるため、歯石の除去をしっかりと行っていれば結果的に口臭も改善されるのです。
また、口臭だけではなくお口の健康にも大きく関わってきます。
歯石は自分で取ることが難しいため、定期的に歯科医院で除去してもらうようにしましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
歯石と口臭の関係について詳しくご紹介しました。
慢性的な口臭にお悩みの方、歯茎からの出血にお悩みの方は、ぜひ歯石除去を検討してみてください。
歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へご相談ください。