【歯科医師がわかりやすく解説 !】虫歯の予防法と自宅でのケア方法
◆虫歯予防の4つのポイント
虫歯予防のためには、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
・食後は必ず歯磨きを
虫歯の原因となる酸は、食後に多く放出されます。
酸の発生を抑えるため、食後の歯磨きで汚れをこまめに落としておきましょう。
・デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
歯並びが良くない部分や食べ物が挟まってしまう部分には、汚れがたまりがちです。
歯ブラシだけでは不十分なため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って細かいところの汚れを落としましょう。
・間食を控える
食べる回数が多いと、それだけ虫歯のリスクが上がります。
間食をできるだけ控えて、虫歯になりにくい状態を維持しましょう。
・規則正しい食事をする
食べる時間が不規則なのも、虫歯の原因となってしまいます。
だらだら食べは避け、食べる時間と食べない時間をしっかりと分けることが大切です。
◆自宅でできる虫歯予防とは?
虫歯予防のためには、日頃のセルフケアも大切です。
以下のポイントに注意して、自宅でも虫歯予防を実践しましょう。
・歯ブラシ
「食べたら磨く」は虫歯予防の鉄則です。
外出先で歯磨きができない場合には、うがいだけでも構いません。
食べカスを長時間口の中にとどめないように気を付けましょう。
歯ブラシの交換時期は月に一度。
毛先が広がってきた場合は、1ヶ月経っていなくても交換しましょう。
・デンタルフロス
細かい部分の汚れには、フロスが効果的です。
特に、子どもの虫歯のほとんどは歯と歯の間からです。
毎食後が難しい場合、夜だけでもフロスを使ってお掃除しましょう。
・フッ素・マウスウォッシュ
低濃度フッ素であれば、自宅でも塗布できます。
歯科医院で使用するものに比べるとかなり濃度は低いですが、高濃度フッ素の効果を持続させる働きがあります。
また、炎症を抑える作用のあるマウスウォッシュは歯磨きができない時に効果的です。
・キシリトール
キシリトールには、「虫歯になりにくくする」「プラークを落としやすくなる」といった効果があります。
楽しく手軽に予防ができるため、子どもから大人まで摂取するのがおすすめです。
・3DS法
「3DS法」とは、殺菌効果のある薬剤入れたマウストレーを装着してダイレクトに除菌する方法です。
即効性はありませんが継続して行うことで歯が強化されるため、しっかりとケアしても虫歯ができる方、歯肉の腫れが治らない方におすすめです。
◆日頃から虫歯予防を意識して行おう
虫歯予防には、何といっても日頃のケアが大切です。
忙しいとお口のケアをおろそかにしてしまいがちですが、自分の歯を長く維持するためにも日頃から虫歯予防を意識して過ごしましょう。
また、だらだら食べや不規則な食生活は虫歯のリスクを高めてしまいます。
思い当たる方は、すぐに生活習慣の改善に努めましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
虫歯の予防法と自宅でのケア方法について詳しくご紹介しました。
歯科医院でのクリーニングはもちろんですが、お口の中を常に清潔に保つことは虫歯予防に大変重要です。
自宅でできる日頃のケアで、虫歯になりにくい口内環境をつくりましょう。
歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へご相談ください。