【歯科医師がわかりやすく解説!】虫歯治療後の食事で注意することは何?
虫歯治療後には、様々な注意点があります。
中でも、特に注意したいのが治療後の食事です。
虫歯治療後はとてもダメージを受けやすい状態のため、食べ方や食べるタイミングには気をつけたいところですね。
ここでは、虫歯治療後の食事で注意したいポイントをご紹介します。
◆麻酔が切れるまで食事は控えること
虫歯治療では、多くの場合部分麻酔を用いて治療を行います。
麻酔をかけると、痛みを取り除き快適に治療ができますが、麻酔が切れるまでの間は食事を控えましょう。
麻酔が切れるまでの時間は約2〜3時間で、その間は口の中や唇の感覚がないことが多いです。
また、麻酔が効いている間は食べ物や飲み物がうまく食べられません。
そのような状態で食事をしてしまうと、唇を噛んでしまったり、熱いものに触れても気がつかなかったりすることもあります。
食事をするなら、2〜3時間経って麻酔が完全に切れてからにしましょう。
◆急ぎですぐ食事をしたい時は?
空腹に耐えられない場合や、食事のタイミングが他にないなど、麻酔を切れる前にやむをえず食事を摂らなければならない時もありますよね。
麻酔が切れる前にどうしても食事がしたいという場合は、下記の4点に注意して食べましょう。
・小さいサイズに切る
・柔らかいものを選ぶ
・粘着性が高いものは避ける
・冷た過ぎず、熱すぎないものぎないものを食べる
また、治療した反対側の歯で噛むように気をつけてください。
形状や食べ方を工夫することで、詰め物・被せ物が取れてしまったり、口腔内を傷つけたりするリスクを軽減してくれます。
◆治療後の食事でおすすめなものは?
虫歯治療後の痛みには個人差があるため、痛みの度合いに合わせた食べ物選びが大切です。
治療後の痛みが強い場合は、少しの刺激でもダメージを受けてしまうため、できるだけ噛まずに食べられる刺激の少ないものを選びましょう。
具体的には、下記のようなものがあります。
・スープ
・茶碗蒸し
・おかゆやリゾット
このような食べ物は噛まずに食べられるうえ、満足感も得ることができます。
また、飲むだけで栄養が摂取できる野菜や果物のスムージーもおすすめです。
治療後の痛みが少ない場合には、様子を見ながら好きなものを食べることができます。
とはいえ、食材を小さめにしたり硬すぎないようにしたりするなどの工夫が必要です。
おすすめの食べ物は、下記のようなものです。
・柔らかく煮たうどん
・ハンバーグ
抜歯を伴う治療では出血も心配です。
痛みに関わらず虫歯の治療後は不安定な状態ですので、できるだけ刺激の少ない食べ物を選ぶようにしましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ
虫歯治療後の食事で気をつけたいポイントをご紹介しました。
ポイントをしっかりと押さえて、痛みが出ない・強くならないような食事を心がけたいですね。
歯科治療についてお悩みがあれば、東京都板橋区東武練馬の村上歯科医院へご相談ください。