「歯周病ってどうやって診断するの？」「歯周病は治るの？」など、歯周病について気になることはたくさんありますよね。

ここでは、そんな歯周病についてよくある質問をまとめました。

◆歯周病には自覚症状がありますか？

歯周病には、主に次のような症状があります。

・歯茎の腫れ、痛み

・歯茎からの出血

・歯茎が下がる

・歯と歯茎の間の溝が深くなる

・歯茎から膿が出る（歯槽膿漏）

・口臭がする

このような症状が出た場合、歯周病の可能性が高いため歯科医院を受診しましょう。

また、歯周病には症状がないことも珍しくありません。

年齢とともに歯周病のリスクが上がるともいわれており、定期的な歯科検診がおすすめです。

◆歯周病と診断されました。どうすればいいですか？

歯周病の治療を受けましょう。

歯周病は、炎症の起きている範囲によって「歯肉炎」と「歯周炎」の2種類に分けられます。

炎症が歯茎のみに起きている歯肉炎の場合と、歯槽骨など広範囲にわたり炎症を起こす歯周炎では治療内容が大きく異なります。

まずは歯科医院で口の中の状態を見てもらい、自分に最適な治療法を提案してもらいましょう。

◆歯周病の原因となるプラークとは何ですか？

プラークとは、繁殖した菌や代謝物の塊のことです。

見た目は白色や黄色で、ネバネバしているため歯に付着してなかなか取れません。

そのため、うがいや唾液では落とすことができず、歯ブラシで擦って落とすことになります。

プラークをそのままにしておくと、今度はカルシウムが付着して固い塊になります。

この固い塊が「歯石」です。

プラークが歯石になると、歯ブラシで擦っても落とすことはできません。

歯石にさらにプラークがつく悪循環を予防するためにも、固くなる前にブラッシングでしっかり落としておくことが大切です。

◆歯周病の効果的な予防方法はありますか？

歯周病を予防する効果的な方法は、プラークを除去することです。

プラークは歯ブラシによって落とすことができます。

歯の重なり合った部分や奥歯などは、歯ブラシが届かないことも多いため、歯間ブラシやフロスなどを使ってケアするようにしましょう。

ただし、セルフケアだけではどうしても限界があります。

噛み合わせや詰め物が合っていないために、その部分にプラークがたまってしまうことも少なくありません。

そのような原因を早めに見つけるためにも、定期的な歯科検診を受けましょう。

◆歯周病になると、他の病気にもなりやすくなるというのは本当でしょうか？

歯周病が及ぼす影響は、口の中だけではありません。

最近では、歯周病が全身に多くの影響を与えることがわかってきています。

歯周病との関連が指摘されている疾患は、下記のようなものがあります。

・呼吸器系疾患

・心疾患

・糖尿病

中でも、糖尿病に関しては特に影響が大きいといわれています。

さまざまな病気を起こさないためにも、普段の生活習慣や食事を見直して歯周病予防に努めましょう。

◆歯科治療についてお悩みがあれば村上歯科医院へ

歯周病のよくある質問について詳しくご紹介しました。

歯周病にならない、悪化させないためにも、まずはセルフケアと定期的な歯科検診を徹底しましょう。

歯科治療にお悩みでしたら、東京都板橋区東武練馬の村上歯科医院へご相談ください。